NEW! たらと豆腐の和風あんかけ
このたび新しく、ふわふわの蒸しかまぼこと、だしの効いたあんが特徴の
『たらと豆腐の和風あんかけ』が、生活クラブの「美食百彩シリーズ」
という紙面枠にて案内されております。
(生産者名は表記されておりませんが…)
通常の練り物のページとは異なりますので、お見逃し無く♪
【盛り付け画像】
※「美食百彩」とは、長年親しんできた生活クラブの消費材を食べ続けて、
健康に私らしく暮らしたい、という組合員の声に応えるために
「彩り豊かに」「簡単に食べやすく」「低栄養状態を予防」
することを目的として開発した消費材です。
詳しくはコチラ:https://shop.seikatsuclub.coop/product_detail.html?S_CD=867263
こちらの『たらと豆腐の和風あんかけ』は、希少価値が高い北海道産の
無リンたらすり身に遺伝子組み換えを行わない国産大豆100%の天然にがりで
仕上げた豆腐を練り込んだフワフワ生地に、柔らかい国産野菜(人参・しいたけ・
ちゃ豆・ごぼう)を加えた蒸し蒲鉾です。
栄養・食感・彩りにも配慮しました。
そのかまぼこに、だしの効いたあんを絡めました。
あんは、『カツオ・サバ・昆布・干し椎茸』から丁寧に抽出した出汁を
醤油や塩で味付けし、馬鈴薯でん粉でとろみをつけています。
市販品のようにエキス類を使用せずに、原料から全て抽出した「出汁」を
使用しておりますので、うま味成分たっぷりで、香りもとても良く、
塩に角がない感じに仕上がっております。
今回は、そんな『出汁』に注目していきたいと思います。
日本食には欠かせない出汁(だし)が今、海外で注目されていのを知っていましたか?
出汁には素晴らしい健康効果があり、疲労回復・血流改善・さらに美容効果など、
味にも身体にも美味しい効果がたくさんあるのです。
三大うま味成分の一つ、グアニル酸を豊富に含む食材としては、ほぼ「干し椎茸」に
限られるといってもいいでしょう。
「干し椎茸」は生椎茸と比べてみると、ただ「乾燥させるだけで」その栄養素は
約3~30倍も数値が高くなっていると言われております。
それに加え、生しいたけにもともと含まれているグルタミン酸はなんと、干すことで
15倍にも増えるので、「干し椎茸」ひとつで「グルタミン酸×グアニル酸」という
うま味の相乗効果が実現されるというのです。
また椎茸の栄養素は、戻した出汁にも豊富に溶け出しているのです。
骨をつくる栄養素として牛乳などの乳製品には多くのカルシウムが含まれておりますが、
カルシウムは排出されやすい栄養素でもあるため、吸収を助ける栄養素とセットで
摂取すると効果的であり、その吸収を促す栄養素が、、、
「干し椎茸」にも豊富に含まれているビタミンD 。
ビタミンDには、脳神経の発達を促す作用もあると言われているので、お子さんが
イライラしがちなとき、やる気を起こさせたいときのサポート食品にもなります。
「カツオ出汁」にはヒスチジン・アンセリンが含まれていて、血流を改善して
肩こりや眼精疲労などの疲労回復に効果が期待できます。
近年、健康食材として話題のEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)は、
水産物の脂質に含まれているもので、「血液サラサラ」、「脳の老化防止」
「コレステロールを減らす」等の効果があります。
カツオ節やサバ節などの削り節はEPAやDHAを多く含む上に、
毎日手軽に食べられる食材となっているのです。
「昆布出汁」にはアルギン酸という過剰な脂肪の摂取や血糖値の急激な上昇を
抑えてくれ、脂肪をたまりにくくする栄養素が含まれています。
さらに内臓脂肪の蓄積が抑えらえることも期待できるので、ダイエットメニューに加えたり、
日頃の肥満防止に取り入れてみるのもよろしいのでは…
『出汁』には実は栄養素が豊富に含まれており、「カツオ・サバ出汁」にはタンパク質や
ビタミンD、カリウム、さらに肌のハリを維持するのに必要なコラーゲンなど美容に
良い成分も含まれています。
「昆布出汁」にはミネラルが豊富で鉄、カルシウム、ナトリウム、カリウムをバランスよく含んでいます。
2つの出汁は低カロリーなので、日常食生活の乱れがちな栄養バランスを補うのにもオススメです。
さらに効果をアップさせるために、
異なる種類の出汁を合わせたものを、「合わせ出汁」といいます。
「昆布出汁」と「カツオ・サバ出汁」の合わせ出汁は、うまみ成分である
グルタミン酸とイノシン酸が組み合わさることでうまみが強くなる相乗効果を発揮し、
さらに「昆布出汁」と「カツオ・サバ出汁」の体にいい効果をそれぞれ得ることが出来るのです。
料理にうま味成分が加わることで、減塩してもおいしさが減ることがありません。
高血圧の方や健康に気を付けている方にも最適となります。
また、料理に使うだけでなく出汁に含まれるグルタミン酸には食べ過ぎを防止する
効果やストレス軽減、心を落ち着かせる効果が期待できるので、水筒に入れて出先や
オフィスでお茶やコーヒーの代わりとして疲れて一息つきたい時に飲むのもオススメです。
料理にも普段の飲み物としても取り入れやすい出汁は、取り入れやすい上に味も
美味しいのでぜひ試してみてくださいね。
離乳食が始まった小さなお子様にも食べていただける上に味覚を育てるのにも
役立ってくれるので、ぜひ色々な世代で取り入れていただければと思います。
【盛り付け画像】
和食は、全般に低カロリーで栄養のバランスも良く、しかもおいしい。
食事のすべてを和食にはなかなかできませんが、少しでも食生活に和食を加えることで、
全体量として、高カロリーの脂肪と糖の摂取を減らすことが出来ます。
特に小さいころから「出汁」を使った料理を食べ、日本の伝統的な「うま味」を経験することで、
脂肪と糖一辺倒の食事に走ってしまうのを、ある程度防止できると言われています。
日本人が、年を取って和食など味のあっさりしたものが好きになるのは、実は幼少期の
食事体験のおかげで、身体が本能的に低カロリーの和食などを好むように調整して
くれているからだそうです。ですから欧米人など、「出汁」の味を知らない人たちは年を
取っても薄味好みにはならず、ただ食事の量が減るだけなのだそうです。
今後の日本人の健康を作っていくためにも、
積極的に『出汁(だし)』を食生活に取り入れていきたいものですね♪
営業部:山田