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何故苛立つのだろうか

何故苛立つのだろうか?多くのお年寄りがイライラを募らせていると言う。
先がないと感じてくるから、先行きこんな仮設住宅で希望もなく残された時間を過ごさなくてはならない。行動を制約されず好きな時間を過ごせる震災前のある程度無限な自由を不本意に奪われ制限をされた。そのイライラは家族、隣や周りに向けられる。或いは自分を傷付け、或いは引きこもり、自らの生を消去していく。
時間がないと考えるまではなくとも津波で死生感が変わり人の命はと身をもって感じている人が少なくないと思う。何かをしよう、人の為に何かを、或いは自分の生きている内に形あるものを残そう、出来たら自分をそこで見つけるなり生きた証をと考えるのは強い人だと思われるかも知れないが、攻撃的になる人や引き込もってしまう人と大差がない気がする。ちょっとの違いであり例えば薄い紙の裏表に過ぎないのではないか。
所詮人の人生は。。。などと達観したような口は聞きたくないがどこかに、一番見たくない自分の最期からの考えが根底にあると。
仮設住宅には近頃イライラしているしかも高齢者が増えていると聞く。そして荒んでいく子供達がいる。社会では自殺は減らないし、やけに増えている鬱病は気になるところだ。(7月29日)の携帯日記より

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