激励のメール
いつもお世話になっております組合員さんから激励のメールを頂き
××さん
「生き残った者には それなりの使命がある。
あの震災を経験し、生き残った子供たちを 私は健康に育てる義務があると思っています。
食べ物を買うとき、それを口に入れる子供の姿を想像しながら 買っています。
生協の生産者の方を信じて 利用しています。私に出来ること。生協を利用して、
。これからも、おいしいものをたくさん作ってください。」
弊社社長 高橋より
××さんメ-ルを頂き有難うございます。
子供達への愛情 手元に一緒にある今しか食事を通じて愛情を伝えられませんよね。
すぐに子供達は旅立ちますので。
それにつけても三食や朝夕の食事を手抜きせずに作るのは実は大変だとよく分かります。子供達は美味しくないとか好き嫌いで色々生意気なことをいうこともあるでしょう。しかし自覚しているかどうか分かりませんが本当は日々の食事を通じて母の愛情を感じていると断言してもいいでしょう。
雨雪が大地にしみる様に食を大事にすることは子供達の心奥深く沁みてゆらぎないものに変って行っていると信じます。
いわゆる拠り所です、寄る辺と言う言葉かもしれませんね。
子供達が独り立ちして迷い苦しんだ時には 必ずそれが子供達の力になってくるとそう思うのです。
生協の生産者にも色々な方がいます、だから貴方たちが見極めてください。
それは舌であり五感であり 無添加であれば素材をどう生かしているか、農産物ならその産物が喜んで身体に感じられるかでしょう。
或いは皆さんもそれを感じる五感や或いは第六感を鍛えなくてはなりません。
もっと言えば生産者が何を目指している生産者なのかを生協を通じて問わなくてはいけません。
何故なら××さんが書いているように、食べる皆さんは食品を通じて血肉を日々作るのですからそしてそれを任せて作ってもらい購入する訳ですから。
そして何より愛情です。風邪をひいていると言うなら消化が良くて温まる食事とか。。。
だから無添加は、合成添加物を単に使わないだけではなく素材を生かす、素材が喜ぶ作り方をしなくてはなりません。タラであれ野菜であれ当然素材が死んでしまうような扱いをしたら加工する前にそれはどうしようもない形だけの無添加食品になるでしょう。
商品作り販売は確かにお金儲けです、しかしお金が始めにある仕事はしていないつもりです。
経営が上手く行かないのは考え方が良くないからだと震災後 しっかりそう思います。
だから私は震災前の食品を超えるものを作りたいとスタッフも含めて念じています。
地獄を見聞きし体験したのは私だけではありません、そして未だ放射能に苦しんでいる福島宮城と関東のホットスポットの人達 私達は自分を変え皆さんと交流してより強い繋がりを持ちたいと思います。
生協は信頼にたるところかどうかは皆さん次第です。皆さんの食を任せてモノ作りをしてもらう生産者なんですから 信頼は本当に作るものです、皆さんと作りましょう。
次回交流会があった際はぜひ参加してください。素敵な子供達がもっと素敵になりますよう、そして連れ合いさんも当然貴女もその子達に負けないよう 素敵な方になりますよう。
互いに頑張りましょうって それでいいじゃないですか。たまに手抜きしておっ母も今日は疲れているからっていいじゃないですか。
肩の力が全然抜けていない全力疾走の私が言うのもなんですが 肩の力抜いて 胸いっぱいに空気を吸って 笑顔で。
お会い出来るのを楽しみにしています。
有難うございました。
宮城県石巻市 ㈱高橋徳治商店 代表取締役 高橋英雄