2019.311
今年も、3月11日を迎えることとなりました。
東北にとって、宮城にとって、石巻にとって、そして高橋徳治商店にとって、
決して忘れては欲しくない日、忘れてはならない日・・・
あの日から、8年の歳月が経ちます。
小さな祈りではありますが、想いを込めて発信させていただきます。
つい数日前には、春の陽気を感じさせるような
天気が続き、穏やかな日々でありました。
何の因果か、今日に限っては全国的に春の嵐と
いった天気で、ここ石巻地域も一日中、強い雨となりました。
14時46分。当社スタッフは業務の手を止め被災により亡くなった方々に黙祷を捧げました。
【事務所】
【練り製造室】
【冷凍食品製造室】
【包装室】
【野菜工場】
忘れることのできない時間・・・
黙祷後は、どうしても自然と重苦しい空気に・・・
しかし、今の高橋徳治商店、下を向いている暇はありません。
3月に入り、組合員の方々から数多くの注文を頂くことが出来まして、
製造現場が目まぐるしく稼働している状況なのです。
昨今の報道でも、「風化させてはいけない」とよく耳にします。
身をもって実感しております。
「風化などしてはいないと…」
毎日、忙しく働かせて頂けていること、それが何よりの活力!
皆様の高橋徳治商店へのエールだと受け止めさせております。
そのエールに応えるために、向上心をもってより美味しい
練り物をご家庭にお届け出来るよう社員一丸となっている最中です。
本当に感謝の気持ちでいっぱいであります。ありがとうございます。
ただ
被災地では、今もプレハブ仮設住宅に、約3千人が過ごしており、
約5万2千人の方々が、避難生活を余儀なくされている状況です。
一見、町並みは変わりつつあるも、様々な問題は山積みであります。
本当の意味での復興を一日でも早く願っております。
我々、高橋徳治商店社員一同、この寂寥感に捉われないように
真摯に、美味い練り物作りに没頭して参ります。
今後とも、応援のほど宜しくお願いします。
営業部:山田