2012年新年にかける抱負
2012年新年にかける抱負
新年明けましておめでとうございます・・とは言えない状況が続いています。
新年早々でこんな内容から書き始めることは迷いましたが、残念ながらいつもの正月や新年を迎えることが出来ないのです。
一方、被災した地域と被災していない、しかも遠い地域とではいわゆる温度差が生じています。自分自身にも忘れてしまいたいことと忘れてはならないこと忘れられないことが混在しています。
震災後9週間の避難所や土日もないヘドロやガレキ片付けが続いて「分かった!」と「気づいた!」と思ったことが沢山あったはずなのに9ヶ月過ぎた今正直分からなくなります。言葉に出来ない悩ましさ。
被災者としては、ただただ3.11の前に戻りたいだけなのかも知れません、家庭があり家があり仕事があり見慣れた風景がある、買い物も遊びも友人達も趣味も震災前にあったように。嫌なこともうれしい事もささやかかも知れませんが未来も見えていました。心の平穏、幸せは、もしかしたらあんな日常にあったのかも知れません。
しかし現実は惨い傷跡を残して心には深く重い何かを残してしまいました。
それぞれの3.11がそこここにあります。放射能に苛まれている人も居る、こんな犠牲を払い続けているのに反省しない日本人。
とは言え未来を見ていかねばなりません、どんなに見えなくとも自棄になりながらも未来を考えねばなりません。
行動しなくては、少しでも一歩でも動かなくては、重荷を引きずっても前に行かなくては座り込み膝を抱え目を閉じてしまうから。
生きてて良かったぁ~と涙を浮かべて自分のことの様に喜んでいただいたあの方この方、ヘドロにまみれ一心に片付け支援をして後ろから押してくれた皆さん。支えて支えられ、支えあって生きている、お互いにだ。支えられる人がしっかり受け止めねば支えあいは成り立たない。支える人は支えられる人のことを一生懸命考えなくては支えたことにならない。そして支えあう仲間になろう。苦しくても支えることで相手の喜びを頂こう。
小さいは大きい。小さな支えが大きな力になった。弱いは強い。弱い力が大きく流れを作った。そして私達は心ある生産者になり支えあうことの素晴らしさを伝えよう。 ささやかな幸せは、みんなが支え合っていたからを忘れないようにしよう。もっと強い心の支えあいをもっと素敵な「仲間」を作りたい、新しい明日は自分たちで作っていこう、仲間がいるから。変れるかも知れない。