新たな復興の幕開け
東日本大震災から10年の節目の年。
震災当初から10年が震災復興の一つの区切り
となるとされてきました。疑問は尽きませんが…
皆様の目に映っている復興とは?
被災地の目に映る復興とは?
一体、この10年で何を何処までを
復興とすべきものなのか…
まだまだ見えてこない課題は山積みなはず…
さぁ、次なるステージの幕開けです。。。
《 現在の石巻の風景 》
とは言え、この10年で日本各地でも様々な
自然災害が発生し、そこにコロナ禍という
あまりにも高い壁が日本中、世界中を覆い
被災地との距離はさらに遠退いてしまっており、
震災の『風化』は加速する一方です。
ここ石巻地域でも、10年の狭間にまたこのような
災禍に見舞われ、水産物の流通が大幅に停滞し、
水産業界は苦境にあえいでおります。
ただ、先月発生した福島県沖地震によって、
改めて震災の怖さ・身近さを思い出された方も
多くいらっしゃったのではないでしょうか?
願わくば、、、
この10年の節目の日に、もう一度思い返して下さい。
震災の恐ろしさばかりではなく…
人と人との繋がりを。人と人との温かみを。
それによって突破出来る壁が増えていくんだということを。
【毎年、スタッフの黙禱写真を載せてましたが、
10年目の今回は黙々と仕事に励むスタッフたち
の熱く突き進む写真をお届けいたします♪】
《 現場でも朝の試食は戦いの連続‼ 熱い‼ 》
《 朝一の仕込みは時間勝負!全員がフル稼働! 》
《 本日一回目の蒸しライン。調整に調整を重ねてようやく。。。 》
《 こちらは包装室。少ない人数で機械と奮闘しております‼ 》
《 別棟の野菜加工場。一致団結して黙々と茶豆と格闘中!! 》
何かが終わるということは、
何かが始まるんだよって合図にも聴こえます。
10年を1つの節目として終わらせるのであれば、
11年目からは新たな始まりとして
まだ見ぬ光を届けていけたらいいのではないかと…
溢れ出る想いを… 尽きることのない想いを…
もし忘れたのなら思い出せばいいのです。
忘れることは何も不思議なことではありません。
今回の地震のように、ふと気付かされて、
それを再び認識させられる。
その方が胸の奥にグッと刺さる…意味が生まれる…
良いことも悪いことも忘れることは必要であって、
それが未来への糧となる。
その繰り返しで人類はここまで進化してきたのだから…
マルトもこの10年、
変えてはならないこと、
譲れないこと。
変えていかなければならないこと、
切り拓かなければならないこと。
この繰り返しの渦中をもがいて参りました。
その果てに見えてきたメッセージ。。。
震災10年企画『おとうふ揚げ3種セット』
マルトの10年分の想いを隅々まで
たっぷりと詰め込んでおります。
【 延べ1,500名を超えるボランティアの皆様の
継続的な支援や温かいお言葉のおかげで
2011年10月1日に一部の生産ラインが復活。
復活第一号の練り物『おとうふ揚げ』です。】
《 2011年10月 火入れ式での一枚 》
そうやって振り返りつつ前へ…
まだ見ぬ壁をも乗り越えていける。
人と人との永遠の架け橋がある限り。
永遠というのは人の想いである。
人の想いこそが永遠であり、尊いのです。
新たな想いに触れたのなら、
その想いに応えていけばいいのです。
そこで踏み出せた一歩は、
きっと揺るぎない一歩となることでしょう。
『 他人(ヒト)の幸せ喜べる
人間(ヒト)になりたいね 』
辿り着いたこの10年。
感謝の想いしかありません。
目に見えない支えにどれだけ救われたことでしょう。
目に見えない笑顔をどれだけ望んできたことでしょう。
どうかこれからも、
当社の『変わらない進化』に末永くお付き合い下さい。
営業部:山田