生活クラブ北東京支部 交流会
4月19日に生活クラブ北東京支部主催の生産者交流会が行われました。
開催場所は、練馬センター2Fホールとなりました。
交流会の趣旨は、2018年度運動方針の共有をしながら、練り物について学び、
組合員活動に活かすというものになります。
今回は、2018年度の新しいリーダーを集めての、初めての研修ということで、社長の高橋にも熱が入ります!
今回のテーマは、添加物の話、震災の話、水産の話という3つの
構成に沿った内容でお話しさせて頂きました。
また研修後には、弊社の練り物をホットプレートで温めながら
懇談するといった時間も頂戴しました。
当日はたくさんの組合員の方々がご参加いただき
アンケートも頂戴いたしましたので、少しだけ
ご紹介いたします。
〇生活クラブの運営委員になって研修を受けると「利益を得ること」を
目的としていない事をこんなに考えている人達がいるんだと誇らしくなります。
お金ではなくて、人が豊かに、心が豊かになる活動をしていく大切さが社会を
変えられるようになるべきだなと、改めて思いました。
高橋徳治商店さんが何を作っているのか知りませんでしたが、添加物の話も、
震災の話も聞けて、本当に貴重な時間でした。
〇生産者と直接お会いして話を伺いたくて参加しました。予想を超えた中身の濃い
勉強になった研修会でした。
高橋徳治商店の練り物は、素材の味が生きた雑味のない美味しい練り物です。
特に「おとうふ揚げ」は大好きでお客様、友人にも広めています。
おいしい!と評判がいいです。ありがとうございます。
これからも食べ続けていきたい練り物です。出来るだけ生産者の顔を見て
メッセージの受け止められる消費者でいたいとも思います。
〇世の中はからくりでいっぱい。知らなければ幸せなのか?
無知な事を゛知って選ぶ”という選択を自分はしたいし、そちらを
幸せだと思いたい。後悔はしたくないし、子供たちを健康に育てるのが
私の役割。今日は色々考えさせられる内容でした。
〇初めて参加しました。「生産者が作っている練り物のアピールをするのかな?」
という想像は、大きくそして嬉しく裏切られました。
メディアなどで加工されていない、被災者の生の声、体験。
綺麗ごとでは済まされないこと。それを、お涙頂戴の話ではなく、力強く語って
下さったことで、改めて考えることがあります。
また、アンケートの中では、いくつか質問も頂いておりましたので、
今後、数回に分けてブログの中でご紹介・回答して参ります。
〇練り物は大好きで、たくさん食べたいのですが、3.11以降、
放射能が怖くマルトの練り物を利用出来ません。どうすれば?
A:当社の練り物では「北海道産の無リンタラすり身」をメインに使用しております。
前浜(石巻魚市場)で水揚げされた魚を使用している練り物については、原材料表示に
(小魚)と明記しております。では、この前浜で水揚げされている小魚の安全性に
ついてですが、まず石巻魚市場では2011年7月に仮設にて水揚げを再開しております。
水揚げされたすべての魚種は石巻魚市場にて放射能検査を行っております。
しかしながら当社では震災より約3年の間は前浜で買付けせず、水揚げされた魚に含まれる
放射能物質1ベクレル以下まで調査する為、外部機関で測定を行い、データを積み上げて参りました。
そこで一度も基準値を超えない事を確認した上で2014年より一部の小魚の使用を開始しております。
これは「安心して皆様に提供できる原料として確認が取れるまで使用しない」という社長の意志の下、行われました。
※製品については今でも各生協や外部機関へ依頼、もしくは各生協ごとに放射能検査を行っております。
国の基準:100ベクレル以下
各生協での基準:20~50ベクレル以下
このように、少しずつではありますが、今後も皆様の質問への
回答を載せさせて頂きますので、よろしくお願いいたします。
営業部:山田