山梨の高野農園さんへ
山梨の高野農園さんから沢山の桃を頂きました。とても実がしっかりしていて甘くジューシー!
従業員含め全員で美味しく頂きました。本当にありがとうございました。
せっかくなので社長から高野農園さんへ送ったお礼の手紙も掲載します。
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高野さん。困りましたね、また沢山の桃が届きましたよ。
お互いにやり取りしていたんでは、当社の製品の種も尽きますので、
今回は借りとさせて頂き遠慮なく頂戴します。
それにしても4ケースにびっしり、行儀良く並んだ桃たちは当社の窓から射し込む陽射しに少し恥ずかしげでしかし、しっかり存在感を持ったピンクの顔を見せてくれました。
作る方に似てくるんでしょうか。
震災前の何年も前に生協のお祭りの帰り甲府市の友人の社長宅にお邪魔してお酒を頂きながら、季節で山の斜面一帯が桃色の花の絨毯を敷き詰めたようになるんだよ。
写真はうーんと唸る素敵なものでした。
高橋さんの抱えている問題が解決したらぜひおいで下さいと。。。
それから何年も経ったというのに問題は深くなるばかり、しかも社会では悲しすぎる問題が増えています。荒んで行く子供という未来達を救う術もなく、それどころか大人たちが益々お金という魔物に取り憑かれたかのように虜になっている。
自分さえ良ければと勝手し放題、子供達の寄る辺もないことに気づかない。
震災はそのことを教えてくれました。大事なもの、大切なこと。。
でも、忘れ去られたと言いながら被災者自身が 震災以前より荒んできている、見るにつけ聞くにつけ人の悲しさ、弱さと言うより人のゴウの深さに腹が立つばかり。
何か魔法の杖は無いものでしょうか。
そう言った意味で自分の問題も含めて何も解決が付いておらず従って桃の花の絨毯は夢のまた夢。
新工場もまだ建築着工もしておらず気持ちは焦るばかりですが、特に震災後は、思いを強く継続して念じて妥協しなければ大概のことは解決の糸口が見えてきました。
頂いた桃の一個一個を当社のスタッフがどれだけの感謝の気持ちを持って頂くことか、恥ずかしい話ですが、私が自信持って全員がしっかり感謝していますよといえるかどうか、震災後の気持ちを忘れずに生き続けているかどうか。。。
作った方への感謝を深く生きていける様、当社では食品を食べて頂けることへの感謝をして日々生産できるかどうか、私の思いを共有できるようこの被災地の小さな被災企業から発信できるよう、もっともっと頑張らねば。
桃の花をいつかは見に行けるよう、いい涙を流せるよう精進します。
こんなに長くなったんではお礼になりませんね。電話が通じず手紙にて。
有難うございました。味わわせて頂きます。
不一。